Fedora 25のibus-mozcを再ビルドする

Fedora 25にアップグレードした。

ibus-mozcのパッケージは再インストールされたため、再度ビルドする必要がある。

参考URL:

ibus-mozc の初期モードを「ひらがな」入力にする | uvirt.com

Fedora/mozc のビルド - Welcome to Life with Linux

 

参考URLにも書かれているように、ibus-mozcの初期モードは英数字だった。それを「ひらがな」に変換するため、再ビルドする。

まずPatchファイルを作成して、mozc.specを修正する。作成したPatchファイルの記述はもちろん追加するが、追加後の145行目と200行目の以下の行もコメントアウトする必要がある。

145行目:

xemacs -batch -f batch-byte-compile $RPM_BUILD_ROOT%{_xemacs_sitelispdir}/%{pkg}/mozc.el

200行目:

%{_xemacs_sitelispdir}/%{pkg}/*.elc

 でないと、なぜかビルドの際にエラーになってしまう。

また、そのままビルドすると、エラーになってしまうため、参考URL2を参考に、以下のコマンドを実行して、環境変数を設定してビルドが成功した。

export QTDIR= QTINC= QTLIB=
rpmbuild -bb mozc.spec 

 最後に、ビルドしたrpmファイルを再インストールするが、私はdnf派のため、以下のコマンドでインストールした。

sudo dnf reinstall ibus-mozc-2.17.2322.102-1.fc25.x86_64.rpm

 コマンドを入力する際に、TABで最後の.rpmまでは補完してくれないため、気をつける必要がある。

SEPのアイコンが黄色いままの対処法

SEPが正常のとき、アイコンが緑のはずだが、最近数カ月前、アイコンがずっと黄色いままだった。SEPを開くと、以下のメッセージが表示される。

Proactive Threat Protection is malfunctioning. Proactive Threat Protection is not functioning correctly due to an internal configuration error.

 いろいろ調べて、以下のサイトにヒントがあった。

Proactive Threat Protection is malfunctioning

説明している症状はまったく一緒だった。しかし、解決法は新しいバージョンへのバージョンアップだった。

とりあえずバージョンアップせず、レジストリーの

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\SymIron\Parmeters\databasecorrupt 

 を確認したら、値が「1」になっていた。それを「0」に変更し、再起動したら、直った。

Fedora 24のeclipseのtooltipの背景色が黒色になることの解決法

Fedora 24にアップグレードしてから、ずっとeclipseのtooltipの黒い背景色に悩まされていた。本日いろいろ調べて、やっと解決法を見つかった。

参考URL:

Bug 1227767 – Eclipse hover clicking does not work in gnome

要するに、/etc/eclipse.ini に

--launcher.GTK_version 2

 を追加すること。

いきなり最終行に追加したら、eclipse自体が動かなくなるため、

--launcher.appendVmargs

の前に、下記のように2行記述で追加する。

--launcher.GTK_version

2

kvmのguestにpingの有効化

virt-managerを使用している場合はOKだが、普段kvmのコマンドでエミュレーターを動かすとき、guest OSからホストしかpingが通らない。

たまたま見つかったページに解決法が乗っていた。

Documentation/Networking - QEMU

資料にはunpriv_ping グループを作成していたが、すでにqemuグループが存在するため、そのまま使った。

/etc/sysctl.d フォルダーに 98-qemu.ping.conf ファイルを作成し、以下の内容を入れた。

 # enable ping for qemu group
net.ipv4.ping_group_range = 107 107

 ここの107はqemuグループのグループIDである。

そして、

sudo sysctl -a --system

コマンドを実行して、設定ファイルを読みなおす。出力に追加した設定があることも確認できる。

その後、kvmエミュレーターを起動して、guest OSからpingができることを確認できた。

sudoのNOPASSWDが効かないとき

sudoのNOPASSWDを設定しましたが、なかなかうまく動かないため、以下のブログが参考になりました。

sudoでNOPASSWDが効かない時の対応方法 - インフラエンジニアway - Powered by HEARTBEATS

sudoでNOPASSWD設定しても反映されない現象に遭遇 – hello-world.jp.net

sudoersファイルの一番後ろに記述すれば動きました。

ちなみに、NOPASSWDの設定は

username ALL=(ALL) NOPASSWD: command1, command2

のフォーマットで記述します。

Fedora 21 重要なbug fixが来た

Fedora 21にアップグレード以降,いつもファイルシステムのエラーに悩まされている.

ファイルシステムのエラーが原因で起動自体が失敗したこともしばしばある.さらに,原因不明なフリーズが何回も発生し,作業が全停止になってしまった.

こんな中 https://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1174945 を見つけた.

早速導入してみた.

$ sudo yum --enablerepo updates-testing update dracut

アップデート後は最新のinitramfsのimgファイルを作り直し.

$ sudo dracut -f

後は問題が修正されることを祈る.

Fedora 20 でOpenOffice 4.1.0をインストール

OpenOffice 4.1.0ではibusで文字を入力する際のバッグを修正したため、4.0.1を使っている人はアップグレードしたほうがいいと思う。

但し、openoffice4.1-redhat-menus-4.1-9764.noarch.rpm の/usr/bin/sofficeファイルがLibreOfficeと競合するため、そのままでは導入できない。

私は独自にsrc.rpmを作った。

https://github.com/hanaokaiwa/openoffice/blob/master/openoffice4.1-redhat-menus-4.1-9764.src.rpm?raw=true

本家のものから下記の変更を行っている。

1./usr/bin/soffice ファイルを削除

2.インストールする際に、古い openoffice4.0-redhat-menus-4.0-9714 をアンインストールするように設定

rpm ファイルを作るのに、下記のコマンドを実行する必要がある。

$ rpmbuild --rebuild openoffice4.1-redhat-menus-4.1-9764.src.rpm

作成したrpmファイルは $HOME/rpmbuild/RPMS/noarch/ にある。

注意:あくまでも自己責任で導入してください。src.rpmの中身を確認してから、rpmファイルを作成してください。