KNOPPIX 7.7.1 DVDの起動オプションを変更する

KNOPPIX 7.7.1 DVDをダウンロードした。デフォルトは英語インターフェース+英語キーボード設定のため、起動するときにいちいち「lang=ja xkeyboard=jp」を入れるのは面倒くさい。

オプションの変更方法を試行錯誤したため、手順をまとめる。

まず、Fedoraに付属するisomasterでISOファイルの /boot/isolinux/isolinux.cfg を編集してみた。しかし、そのISOで起動すると、

isolinux: Image checksum error, sorry...

とのエラーメッセージが表示された。

インターネットでいろいろ調べたら、下記の参考URLが見つかった。

Update on isolinux image checksum error - ImgBurn Support - ImgBurn Support Forum

最後の書き込みではmkisofsコマンドを使っていた。やはりmkisofsを使わないといけないみたい。ちなみに、mkisofsコマンドの詳細は以下のURLに紹介されている。

Linuxコマンド集 - 【mkisofs】ISO9660ファイルシステムを作成する:ITpro

結局自分は以下の手順でISOファイルの再作成ができた。

 1.以下のコマンドを実行して、ISOファイルをmount

$ sudo mount -o loop KNOPPIX_V7.7.1DVD-2016-10-22-EN.iso /mnt/temp

ここの/mnt/tempフォルダーは適当な空のフォルダーで大丈夫

2.以下のコマンドを実行して、ISOファイルの中身をコピーして、編集可能にする

$ mkdir -p temp

$ cp -pr /mnt/temp/* temp/

$ chmod -R u+w temp/*

 3.temp/boot/isolinux/isolinux.cfg ファイルを編集して、すべての「KERNEL linux」と「KERNEL linux64」の次のAPPEND文の「lang=en」を「lang=ja」を変更し、行末に「xkeyboard=jp」を追加する

編集例:

変更前

LABEL knoppix
KERNEL linux
APPEND lang=en apm=power-off initrd=minirt.gz nomce libata.force=noncq hpsa.hpsa_allow_any=1 loglevel=1

変更後

LABEL knoppix
KERNEL linux
APPEND lang=ja apm=power-off initrd=minirt.gz nomce libata.force=noncq hpsa.hpsa_allow_any=1 loglevel=1 xkeyboard=jp

4.以下のコマンドを実行して、新しいknoppix.isoファイルを作成する

$ mkisofs -r -J -V "KNOPPIX7.7.1" -b boot/isolinux/isolinux.bin -c boot/isolinux/boot.cat -no-emul-boot -boot-load-size 4 -boot-info-table -o knoppix.iso temp/

ついでにVolumeもKNOPPIXからKNOPPIX7.7.1へ変更した。バージョンがわかったほうが後々楽のはず。

ちなみに、起動の動作確認はKVMを使うと、いちいちDVDに焼かなくても大丈夫。